【運転免許返納】高齢ドライバーの皆様へ、お願いと提案です。

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交通事故のリスク

耳が痛い、聞きたくないと思われるでしょうけど、子ども世代からのお願いを聞いていただけませんか?

皆さんも報道等で毎日のように、高齢ドライバーによる交通事故を見聞きされていらっしゃるかもしれません。

ご自身としては、これまで安全運転を続けてきたというプライド・誇りもあり、まだまだいけるという自信もお持ちでしょう。

安全運転出来る保証はない。

しかし、70歳を過ぎれば、どなたでも日に日に体力や判断力は衰えていく一方です。

これは、認めたくなくても認めざるを得ない事実です。

若くて健康な人であっても、ほんの一瞬の気の緩みで、交通事故は起こします。

であれば、高齢の方なら尚更そのリスクは大きいということを、お分かりいただけるのではないでしょうか?

昨日までは大丈夫だったとしても、今日・明日の安全運転の保証は無いということです。

この現実をどうか受け入れていただき、思い切って運転免許を返納することを、真剣にご検討いただけませんか?

これまでの人生が台無しに。

池袋での事故もそうですが、これまでどんなに立派な生き方をして、順風満帆な人生を歩んでこられたとしても、晩年になって、交通事故を起こしてしまえば、名前や顔写真をテレビやインターネットで全国に晒され、大変不名誉なことになってしまいます。

また、ご自身の命の危険やケガのリスクに加えて、巻き込んでしまった方々への謝罪や後悔の念を抱きながら余生を過ごすことになってしまいます。

それでは全て台無しですよね。。。

「終わり良ければ全て良し」じゃなくて、「終わり悪ければ全て悪し」になってしまいます。。。

家族の気持ち。

そして、ご自分の子どもさんやお孫さんたちのことも、どうかお考え下さい。

身内が事故を起こしてしまったら、ご家族は、何でもっと早く返納させなかったのだろうと、自分たちを責めてしまうと思いますよ。

その事故を見聞きした世間一般や周りの人たちも、家族の責任を問うと思います。

自責の念に苛まされるのは、事故を起こしたご本人だけじゃないんです。

そう考えると、ご家族のためにも、今のうちに返納しておいた方が良いと思われませんか?

わたしの親も、実父・義父ともに80前後なので、事あるごとに返納を薦めていますが、考えてみようという素振りはなく、むしろ聞きたくないというような感じです。

気持ちは分かりますし、あまりしつこく言うのも可哀そうなので出来れば言いたくはないのですが、人の命と人生が掛かっているので、言わざるを得ない気持ちも理解してもらいたいです。

家族は毎日ヒヤヒヤしながら生活していて、胃が痛いし、白髪も増えるし、頭もハゲますよ。。(;´Д`)

子どもたちがそんな思いをしていることも理解して頂きたいです。m(_ _)m

免許の返納を阻む理由。

そこで、返納したくない・出来ない理由をご一緒に考えてみましょう。

①地方で、交通の便が悪いから、買い物や病院に行けなくなる。

解決法:タクシーを使う。

車の維持費を考えたら、必要な時は、タクシーを使っても安いと思います。

・ガソリン代
・エンジンオイルやタイヤ交換、修理代などのメンテナンス費用
・車検費用
・自動車税
・自動車保険
・運転免許更新の手数料
・駐車場代

一般的に、車の維持費には、これだけの費用が掛かります。

実際にご自分は年間に幾ら支払っているか?ちょっと計算してみられてください。

全てタクシーを利用するのではなく、健康のためにも安全な道なら少し歩いてみたり、バス停や駅までの短い区間だけタクシーに乗ることもできます。

ご近所の方と乗り合いして割り勘にすることも出来ます。

最近はスマホをお持ちのシニアの方も多いですが、短い区間でも気兼ねなく呼べるタクシーのアプリもあって、便利な世の中になっていますよ。

そのように工夫してみることで、費用を抑えることは可能ですし、仮に、費用が高くなったとしても、それで安心安全が買えるのなら、安いのではないでしょうか?

解決法:インターネットや移動スーパーや支援を利用する。

そして、買い物は、ネットスーパーや、電話で注文できるサービス、また、依頼したら来てくれる移動スーパーなどもあったりします。

今後、どんどん便利なサービスは増えていくと思いますよ。

インターネットが使えないなら、ご家族や身近な人に、相談してみてください。

代わりに注文してもらうことも出来るかもしれません。

解決法:食事の宅配サービスを利用する。

それから、複数の会社がお弁当の宅配サービスも行っていますので、思い切って自炊をやめるという手もありますよ。

自分で料理を作るのはとても良いことではありますが、リスクもあります。

・栄養の偏り
・火傷や包丁による怪我
・食中毒
・火事や爆発
・食材の調達の手間
・食器の片付けや、掃除などの労力

などなど、意外と料理は命懸けだったりします。

しかも近頃は、食料品や光熱費も値上げ続きですし、外注する方が安上がりかもしれません。

糖質や塩分・脂質などを抑えた健康的なお弁当や、晩酌向けに作られたおかずセットなど、ご自分の体調や好み、ライフスタイルに合ったプランを選ぶこともできます。

このように、時代はとても便利な方向に進んでいますので、「車が無いと生活できない」という考えは、そろそろ捨て去ってもいいのではないでしょうか?

②運転をやめるとボケると思う。

それは必ずしも正しくありません。

なぜなら、高齢ドライバーが起こす事故の主な原因の一つが、認知症による判断力や反応速度の低下だというデータがあります。

例えば、朝日新聞の記事:「認知症のおそれ」の高齢ドライバー、約4割が免許継続によると、昨年中に死亡事故を起こした高齢ドライバーの約半数が、認知症の診断基準を満たしていたということです。

つまり、運転していても、加齢と共に認知機能は低下するということです。

逆に運転しなくても認知症を発症しない人もいますね。

認知症予防のために出来ることは、運転以外にもたくさんあります。

まとめ:あきらめが肝心!

とても長くなってしまいましたけど、ここまで読んで下さり、ありがとうございます。

最後に、わたしの好きな言葉です。

あきらめが肝心!!

もちろん、諦めてはいけないこともたくさんありますが、諦めた方が断然良い場面も存在します。

何卒、「運転を諦める」ということを、前向きに考慮していただければ幸いです。

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